世界よ、どうか終わらせて

世界よ、どうか終わらせて2

 早朝。蘭世はまだ日の昇らない時間帯に家を出て、電車に揺られて新千歳空港に来ていた。空港に着いた頃にようやく空が明るくなり始めていて、朝だなぁ、と蘭世は太陽の眩しさに目を細めた。「おい」 そこに、コツリ、と小さな足音とともに声がかかった。振…